子宮全摘が決まるまで3

前回のお話はこちら

高度の鉄欠乏性貧血を診てもらっていたかかりつけ医師の指示により

総合病院を訪れた日のことです。

子宮全摘

まずは、「どこの科で診療を行うのがベストか、患者の様子を見極める」

振り分け役のドクターにお会いしました。

ダイレクトに婦人科に案内されなかったのは、かかりつけ医の「血液の病気かもしれない」という意見に基づいて、慎重を期してもらえたからだと思います。ありがたい。

とりあえず一通り検査をすることになり、採血や採尿などののち、肺機能検査へ。

肺活量を測ってもらいました。

肺活量の検査なんて、子どもの時の集団健診以来かも!

「ベストを尽くすぞ!ファイトォー」と、テンションが上がります。

検査の方は、「肺活量の値は平均より低く出る人が多いです。極端な数値でなければ、低めでも気になさらなくていいですからね」と、

ハードルをググッと下げる声かけをしてくれました。

つまり、一部の猛者が肺活量の平均値を引き上げてるってことかな?

でも大丈夫。当時私、貧血とはいえ普段からランニングや筋トレは習慣化していたんですよね。肺活量も人並み以上ではあるはず。

渾身の力で「ブー」と息を吐いてみせたところ、

「おおおおっ。思ったよりすごいですね!ご年齢にしてはなかなかいいですよ!やりますね!」

と、若干興奮気味に褒めていただけました。いい人!

どれだけできないヤツだと思われてたんだろう…と、複雑な気持ちでしたが

褒められて嬉しかったです。

そして最後に、CT検査の部屋に入りました。

CTは過去に仕事(取材・撮影)で受けた事があったので、恐怖感は全くありませんでした。

造影剤の副作用の説明も半分聞き流し、同意書にもためらわずにサイン。

しかし! この夜、

造影剤の副作用に思いっきり苦しむ羽目になろうとは、この時には思いもしていませんでした…

思い返せば、以前CTを受けた時には、造影剤は使わなかったので

自分が造影剤に弱い体質だということを認識していなかったんですよね。

静脈注射で造影剤を入れた瞬間、体をカーッと熱が巡る感覚はありましたが、

それ以外は特に問題なくCTを終えることができ、ランチを食べながら結果を待ちました。

次に続く。→こちら

<追記>大雑把なメモに基づいて起こしてはいるものの、なにぶん数年前のことなので

記憶がかなり曖昧です、思い違いがあるかもしれません。

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私が過多月経と子宮全摘について書いていこうと思った経緯は こちら

過去に、子宮全摘手術経験について受けた質問と答えは こちら