子宮全摘が決まるまで9

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総合病院でさまざまな検査を受けた日の夕方。腹部の発疹、かゆみ、だるさなどに襲われました。CTの造影剤の副作用のようです。稀ですが重篤な状態に陥ることもあるらしく、不安でいっぱいになっていました。

CT検査造影剤の副反応

夜になっても副反応は続いていましたが、食事の準備や後片付けなどの家事はできる程度で、特にひどくなる様子はありませんでした。

ひとまず、良かった良かった。

とはいえ、倦怠感、熱感、かゆみを伴った発疹は続いています。

うーん、ちょっとキツイかも。まだ早い時間だけど、子どもと一緒に寝ちゃおうかな。

と眠りかけた時、翌日の長女の発表会のことを思い出しました。

頑張っていた習い事の発表会。

リーズナブルなお月謝の公的な施設に通っていたこともあり、発表会は2年に一回だけなんですよ。たまにしか巡ってこない晴れの舞台を、本人も、親の私も、楽しみにしていました。

大事な発表会のこと忘れてたなんて、よっぽど「子宮全摘」というワードで頭がいっぱいだったんだな…。

娘の出番は昼頃ですが、準備のために私も朝から会場に行かなければなりません。

ヘアメイクの道具は保護者が用意することになっているので、今日のうちに、ちゃんと揃っているかどうか再確認しなければと思っていたのでした。

と言っても必要なものはお団子用ネットとUピン程度ですし、前の発表会の時に購入したものを取ってあるので、問題はないはず。

多分…大丈夫でしょ。

そう思って、その日はもう寝てしまうことにしました。

体も頭もいっぱい使って疲れ果てていたし、副作用もしんどかったので、仕方なかったことなのですが… しかし、全然、大丈夫ではなかったのです。

続きます!

<追記>大雑把なメモに基づいて起こしてはいるものの、数年前のことなので

記憶がかなり曖昧です、思い違いがあるかもしれません。

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