令和元年夏休みのある日、いつも遊んでもらっている友人母子と一緒に、大分県の「アフリカンサファリ」内「Tee Pee(ティー ピー)キャンプ場」に滞在してきました!
こちらは、GWと夏休み期間のみオープンするキャンプ場。入園料はもちろん当日夜の「ナイトサファリ」と翌朝の「ジャングルバス」の乗車代、常設テント、テーブルや椅子の使用料もコミコミなので、身軽にお得にサファリキャンプを楽しむことができるんです。
以下、別府グルメと温泉も満喫した1泊2日のサファリキャンプを、駆け足で振り返ります。
別府湾SAにておしゃれすぎるピザランチを
アフリカンサファリがあるのは、大分の観光地・別府や湯布院からほど近い大分県安心院町。1泊のキャンプでも周辺の観光を一緒に楽しむことができます。
われわれは10時半ごろ、とりあえず別府を目指して友人M親子の車で福岡市内を出発。テントと基本的なキャンプ道具がコミコミであることは知っていますが、いちおう寝袋や寝袋の下に敷くマット、予備のランタン、タープ、焚き火台、焚き火セット、アウトドア用の調理道具、食材など大量に荷物を積み込んで、高速道路で大分方面に向かいました。
と言うのも、行ったことのある友人から”支給される毛布だけじゃ明け方冷えるし背中も痛いから、マットと寝袋はあった方がいいよ”と聞いていたので。あとこれもそれもあった方がいいかなと思ってどんどん追加していたら、いつの間にか荷物が増えていたという。しかし「ちょっとくらい背中が痛くても寒くてもいい、ご飯は園内のレストランで食べる」という猛者は、本当に手ぶらで出かけることができるようです。(標高が高いのでGWは流石に追加の毛布がいるとは思いますが)
友人Mの運転で、1時過ぎごろに別府湾SAに到着。
このSAは別府湾を一望する高台にあって、上りからも下りからもアクセス可能。全体がひとつの観光スポットのような仕立てになっています。別府方面に来たらだいたい立ち寄る、好きな場所です。
今回は湯布院御三家のひとつ・山荘 無量塔がプロデュースする古民家レストラン「豊後洋食アルテジオダイニング」でランチを食べ、隣のカフェで言わずと知れた湯布院名物B-speak cafeの「Pロール」を1本購入。
景色も良くてゆっくりできて、大満足です。SAにこんなレストランがあるなんてなかなかスゴイですよね。
食後、昨年新設されたSA内のスマート ICを抜けて、アフリカンサファリへ向かいました。所要15分くらいだったかな。驚くくらい、すぐでしたよ!
早速チェックイン。常設テントで楽チン
アフリカンサファリに着いたら駐車ゲートでキャンプ客である旨を申し出て入場し、一旦車を停めてジャングルバス受付へ。そこでキャンプ場までの地図や駐車許可証などをもらい、また車でキャンプ場の方へ移動します。
キャンプ場に到着したら管理棟で正式にチェックインをし、レンタル品を受け取り、各自のテントへ。テントはあらかじめ割り当てられています。設営と撤収の時だけは車を横付けできるので楽です。
↑こちらは、管理棟に近いファミリーテントゾーン。前室があって荷物が置けるので便利そう。区画がしっかり分けられててプライベート感があります。
うちらは今回、定員6名のティーピーテント↓です。区画は厳密には分かれていませんが、テントの周りにテーブルと椅子を広げてくつろぐスペースは十分にあります。
キャンプ場の名前に「ティーピー」と冠されているくらいだから特殊なテントかなと思っていたら、ドッペルギャンガーの普通のティピーでした。インナーがメッシュで快適!入口は持ってたポールで跳ねあげてみましたが普通はポールはついてません。
ババア2、小学生女子4で荷物を置く場所も十分確保でき、問題なく使えるサイズでした。大人6人だとちょっとぎゅうぎゅうかも。
周辺には木陰も多く、タープはいらないかなと思いましたが、ちょっと空模様が怪しかったので一応立てました。長辺が5m超の大きいヘキサタープと2m四方程度の小さめレクタタープを持って来てまして、現場を見てどうするか決めようと思っていましたが、ここはひとつ格好つけるべく大を立てることに。しかし場所に対して大きすぎ、ロープのことなどで周囲にかなり気を遣ってしまったので、小さいタープが正解だったなと、立ててから思いました…(一応、大きめタープを張ったことに関しては、周りのテントの方にも了承を得ました!)
周りを見渡せば、この日はタープなし派がほとんど。その中に、2.5m四方くらい(多分)のレンタルのかんたんタープ的なものを立ててる方もチラホラいらっしゃいました。ちなみにスクリーンタープの持ち込みは不可だそうです。
こまこまとしたことには悩んだものの、設営と言ってもテントはもともと張ってあるし、大掛かりなことは何もなく、あっさりと完了しました!
水遊びや早めの夕食でお楽しみタイム
今回Mに車を出してもらったので、調理の担当は私が買って出ました。しかし夜も盛りだくさんだからBBQだと大変かなーと思い、かんたんにカレーを作ることに。キャンプといえばカレーでしょ。
ご飯の準備の間、Mが子どもたちを園内の「滝すべり」に連れて行ってくれました。場所はキャンプ場から歩いてすぐの高台。
私は行かなかったのですが、↑こんな感じの滝すべりというか滑り台付き水遊び場という雰囲気で、思ったよりこぢんまりだったそうです。子どもたちによると「楽しかったよ!」とのこと。
しかし4人ではしゃいでいた最中、タイミング悪く空がゴロゴロ鳴り出し雨もパラついてきてしまい、スタッフの方から中止を告げられたとかで、予想以上に早く帰ってきました。雷だと安全上の理由で閉鎖になるようですね。
一方、そんな空模様の下、米を炊きカレーを煮込む私。タープ立ててて良かった!
水場は場内のところどころにあり、調理や食器洗い、洗面に便利でした。管理棟の脇にちゃんとした炊事場もあったようですががウチにはこれで十分。洗剤やスポンジはウチは持参しましたが備え付けもあり
ちなみに、料金に含まれるレンタルのテーブル&椅子はこんな感じでした↑4人ならいいけど、6人で使うには狭めかな。調理もするなら予備テーブルを持ってきた方がいいです
食器は今回持参しましたがゴミは捨てられるので、使い捨てを利用した方が楽かと。
また、バーナーやカセットコンロを持っていなくても、BBQ用品や炭は全てレンタルできるので食材だけ持ってくれば問題なしです。それか園内レストランを利用してもいいし、もう道の駅とかで弁当買ってきてもいいと思います。何食べても、高原で雰囲気がいいので楽しい。
食後はPロールとコーヒーでまったり。長女が切ってくれましたが、大きさの不公平感がすごくバトルが勃発しました。
ジャングルバスに乗り込んで、ナイトサファリへ!
食事と後片付けを終え、指定の時間少し前にジャングルバス乗り場に移動します。
道すがら、今年新設されたというオートキャンプ場を見物しました。TeePeeより少し高いけど、デッキありで電源付き。車を横付けできるのも便利ですね。子どもは「キレイ。こっちが良かった」と言ってました
そしてバス乗り場ではなく土産物店に吸い込まれてゆく子どもたち(お約束)。ごめん時間ないから明日ね。
バス乗り場で待っていると、時間になり乗車するバスが到着。カバさんバスだったかな?? みんな、乗り込め!夜のジャングルバスは初めてで、期待が高まります!
アテンドのお兄さんのエサやりに関する説明を聞いたら、出発です。バスは、動物たちが自由に暮らす7つのセクションをめぐる約6kmのルートを、1時間弱かけて進みます。夕方だとだいぶ涼しく、ドライブもかなり快適です。
熊っ!ライオンっ!キリンっ!金網越しとはいえ至近距離から見られてみんなド迫力。
途中で日没を迎えたのでこれ以上の写真は撮れませんでしたが、月明かりを行くバスもムード満点でした♪
次女は「鹿」が一番好きだったそう。確かに可愛かったけど、人気動物が揃い踏みする中から鹿を選ぶとはなんだかツウですね。
あ〜楽しかった!
降車後はまた歩いてテントまで帰り、次女の大好物のスモアを作って食べ、テント前の舗装された道で花火をして、と、就寝ギリギリまで遊び倒しました(花火用バケツは借りられます)。
ジャングルバス後すぐに花火をやったグループが多く、場内は煙で満ちまるで何かのコンサート会場のようでした…
シャワーを浴びる時間はなく、私と子どもたちは洗髪シートと体拭きシートでしのぎました。Mだけは寝る前に何としてもスッキリしたいと、くノ一のように何度もシャワー室の様子を見に行っていましたが、どんなに待っても空くことはなく、断念してました。シャワーの数も少なかったのかな。
数のことを言えば、女子トイレも管理棟隣に個室が2室あっただけだったので、もう少しあればいいのになと思いました(トイレ自体はキャンプ場のトイレとしては綺麗な方)。
そう言えば、トイレに行くのに、予備で持ってきていた小さいランタンや懐中電灯が重宝しましたよ。1つは借りられますが、小さいのが人数分あると便利です。
管理棟は24時間開いていて、ビールの自販機もあり。子どもたちの就寝後、親の私たちはちょっと飲んで寝ました。
この日は昼の平地の最高気温が34〜5度ほどという猛暑の最中だったので、高原といえど暑く、テントの入口を少し開けて寝袋で寝ました。寝入りばなは少し暑かったかな。持ってきていた扇風機をかければ快適でした。
そのあとは3シーズン用寝袋で朝まで適温。夏用寝袋を使った子は明け方少し寒かったようです。
—とてつもなく長くなってきたので後編に続きます。
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