これはもう12、3年は前の話(毎度古くてすみません)。
家族での外出時、他に適当なお店がなく、「小さい子連れで大丈夫かな…」とヒヤヒヤしながら焼き鳥屋に入ったときの出来事です。
当時下のテイ子は2、3歳。疲れていたこともあり、オーダーした料理が出てくるのを待てずにぐずり出しました。
だんだん大きくなるテイ子の声。周りの迷惑にならないよう、少し外の空気を吸わせて気分転換させようということになりました。
そのとき隣のテーブルでは、大人4人のご家族連れが静かに食事中。あぁ、ごめんなさい、せっかくの外食なのに迷惑だろうな。「すみません…」と声をかけつつ、席を立ちかけたところ…
隣に座っていた女性が、明るい声で「ほら、ペンギンさんだよ〜!お姉ちゃんたち、こんにちはっ」と、娘たちに話しかけてきてくれたんです!
女性の手の中では、お手拭きを折って作ったペンギンさんがぴょこぴょこ動いていました。
かわいいものが大好きな娘2人は、「貸して〜!」「どうやって作ると?」と大興奮。
注文の品が運ばれてきてからも、「このまま少しお話ししているから、ゆっくり食べててね〜」と言ってくださり、夫婦そろって座って食事をすることができたんです!
本当に、感謝ばかりでした。
私だったら、隣のテーブルの子どもが騒がしかったら「気にしなくていいですよ!」という声かけくらいはするかもしれないけれど、とっさに子どもがよろこぶライフハックなんて繰り出せない。世の中には、優しくて行動力がある人がいるものだなあと、感激しました。
私多分、あのときの方と同じくらいの歳だなあ。あのときいただいた優しさを、次は私がどこかに返ししていかねばですね。
<お手拭きペンギンの作り方>
私のオリジナルでもなんでもないので、偉そうにご紹介するのも気が引けるのですが、「どうやって作るの?」「どんなものなの?」と思った方のために、以下、その時に教わった“お手拭きペンギンの作り方”を記しておきますね。
※お手拭きが手元にないのでタオルハンカチで代用します。
1.お手拭きを広げる
2.2つ折りにして二等辺三角形にする
3.三角形の底辺側からくるくると巻き上げる
お手拭きの大きさや厚さによっては、巻かずに何度か折り上げる。
※このとき、端まで巻かずに少し三角形の部分を残しておく。
4.真ん中から2つ折りにする
三角形に残した側を内側に
5.両方の端を折り上げる
6.さらにもう一度折下げれば、完成!
タオル地なのでなんだかモコモコしてますが、薄めのお手拭きで作るともっとシュッとしたペンギンになります。
レストランなどの待ち時間に作って見せたらほぼ100%自分も作ってみたがるし、ちょっとしたお人形遊びもできるので、けっこう間が持ちます。
もしかしたらよく知られたアイデアなのかもしれませんが、「知らなかった!」という方いらしたら、ぜひ参考にしてみてくださいね!