2019年3月末にオープンしたばかりの高規格なキャンプ場「モンベル 五ケ山ベースキャンプ」に行ってきたので、ライトキャンパー目線ではありますが、当日の様子をレポします!
もともと希望の日時は予約でいっぱいだったのですが、キャンセル料が発生するタイミング(一週間前)にサイトを覗いたら空きが出ているのを発見。早速予約して、出かけてきました。
(ちなみに予約状況はネットで見られますが、予約は今の所電話のみのようです。
モンベル 五ケ山ベースキャンプとは?
モンベル 五ケ山ベースキャンプは、登山用品・アウトドア用品の「モンベル」さんが手がけるキャンプ場。
「モンベル福岡五ケ山店」のある”BASE”という場所を中心として展開する「五ケ山クロス」の一翼を担うスポットとして誕生したようです。(既存のグリーンピアなかがわやも五ケ山クロスに組み込まれている模様)。
場内には、設備充実のラグジュアリーな常設テント(?)「ウォールテンテッドキャンプサイト」、電源付きデッキ「Aサイト」、電源付きでちょっと広めの「Bサイト」、電源なしの「Cサイト」、犬とお泊まりできる「ドギーキャンプサイト」が用意されています。今回我が家は1区画だけ空きが出ていた「Bサイト」を利用しました。
チェックインは、管理棟にある受付で。
管理棟、新しくてオシャレ。併設の売店はモンベルのミニショップみたいになっていて、Tシャツなど五ケ山クロスのオリジナルグッズもありました!
凧やボールなどちょっとお高いアウトドアおもちゃもあり、滞在中はずっと「買ってー」と言う子どもと根比べです。(私自身も、モンベルのかわいい手ぬぐいが欲しくなり、物欲と戦いました。)
でも基本的にキャンプ場の売店なので、規模はそんなに大きくはありません。数年前、スノーピーク奥日田キャンプ場に行きましたが、あちらのスノーピークのショップの方がだいぶ大きかった記憶が。
ただ、こちらは車で数分のところにモンベル福岡五ケ山店を擁する”BASE”があるので、大物が必要なときにはそちらで購入すればOKです。
売店では、五平餅だけ買いました
販売されている薪には針葉樹と広葉樹があり、全く違いがわからない私は戸惑いましたが大丈夫。スタッフの方はみなさんとっても親切で、丁寧に教えてくださいましたよ。
管理棟前になんの説明もなく置いてあった何かに、躊躇なく入り込む次女。何かの見本だと思いますが…
管理棟近くには、本格的なクライミングウォールもありましたが、高所恐怖症の私はスルー。子どもたちも「お友達が一緒じゃないから嫌だ」と、やりませんでした。
場内はだいたいこんな感じ
さて、受付で支払いを済ませたあとは、あらかじめ割り振られていた各自の区画へと移動します。そんなに広いキャンプ場ではないので、車は夫に任せて、私と娘2人は散歩がてら場内をぶらぶら歩きながら向かいました。
ウォールテンテッドキャンプサイト!もっとグランピング感を前面に押し出したデザインなのかと思いきや、意外と無骨な見た目。しかし、それがかえってシンプルで素敵です。
このエリアには、なんだかラグジュアリーな雰囲気の人がいっぱいいました。なかでは一体、どんなことが繰り広げられているのでしょうか…。
ウォールテンテッドキャンプサイトの向こうにはこんな素敵な風景が!ループ状の道の向こうに、背振山系の山々が一望できます。手前には、つづら折りになった自転車用の道(?)が。
この脇にもBサイトが広がっていたんですが、もし区画を選べるならこのあたりを選んだのになーと思いました。
こちらは炊事棟。なんと、お湯が出るんです!!!知らずに蛇口をひねって「うわぁーお湯が出るよ!」と、年甲斐もなくはしゃいでしまいました。
奥はシャワー棟です。
こんな小さい水場も点在しているのでとっても便利です。緑の缶の中に炭も捨てられます。
現代っ子の子どもたちは、キレイなトイレに歓喜していました。便座もあったかいし、赤ちゃんと一緒に入れる個室もある!
ドアの低い子ども用トイレまであるんですよ!まるで、キレイなショッピングモールみたい。
それから、写真は撮っていませんでしたが、ドギーキャンプサイトも良さそうでしたよ。1区画ずつ柵で囲まれているためプライベート感があって、「庭付き一戸建て住宅地のミニ版」みたいな雰囲気になってました。
初「モンベル 五ケ山ベースキャンプ」感想
なんだかんだで自分たちの区画につき、頑張ってテントを設営しました。BBQを楽しみ、焚き火の前でココアを飲んでいると、あっという間に消灯時間の21時。その瞬間大きな灯りがパッと消え、場内が一瞬ざわつきました。
見上げると、星がキレイなこと!
こうして消灯はしましたが、この日は遅くまで、場内のそこここから興奮した子どもたち(大人も)のはしゃぐ声が聞こえてたな。我が家は早々に寝ましたが、私はこんなこともあろうかと仕事時に使っている高機能耳栓を持ってきてたので快適に眠れました(多少は漏れ聞こえるけど)。
一泊しての感想は…
夫「静かなところが好きな自分にはまだまだ人が多すぎるし賑やかすぎたかな。でも、いつも虫が嫌だ汚いトイレが嫌だと騒いでる子どもたちがニコニコと楽しんでたので良かった。近場でパパッと楽しむのには最適!」
子どもたち「また行きたい。キャンプするのは、この先ずっとこのキャンプ場だけでいい。次は友達と来たい」
私「オシャレなキャンパーさんの割合が高くて、テントも素敵なものが多く、ごくフツーな素人キャンパーの私はちょっと気後れしたけど、場内を見て回るのはとっても楽しい。設備は至れり尽くせりすぎると感じるくらいだけど、快適性を求める人、赤ちゃん・子ども連れにはかなりオススメ」
という訳で我が家は子どもたちの熱烈な希望により、また来ると思います。ただ次に来るときは、ここだけで完結せずにトレッキングなどと絡めてみたいですね。「五ケ山クロス」のスポットの一つ、五ケ山ダム直下にあると言う水遊び場「リバーパーク」にも行ってみたい(なんと中ノ島公園の倍ほどの規模なんだそうですよ)!夏が楽しみです。
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※福岡近郊のふれあい動物園「ピクニカ共和国」でのキャンプ記事はこちら
以下余談です↓
五ケ山近辺というと、佐賀県出身の私は、
佐賀県民が尊敬してやまない(社会科で習う)、佐賀の偉人の1人「成富兵庫茂安公」の蛤水道事業にまつわる、江戸初期に佐賀と福岡の間で起こった水争いの壮絶なエピソードを思い出します(興味があればググってください)。
そんな歴史が残る分水嶺ですから、一帯はかなりの山奥なわけですが
今は福岡市内からも佐賀市内からも、車でラクにたどり着けます。
(トンネルができる前は、坂本峠の山越え、本当に恐怖でした…)
さまざまな歴史が眠るダム湖のほとりで、こんなにしゃれた娯楽を満喫できる時代が来ようとは。ホント、未来に来てしまったもんだな〜という感慨が湧きます。